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コラム

和食店・居酒屋に最適な和風ロゴの作り方と依頼のポイント

和風ロゴが持つ“空気感”

暖簾をくぐった瞬間に感じる安らぎ、杉板の香り、湯気の立つ土鍋の温もり。和食店や居酒屋のロゴには、そうした空気感を視覚的に伝える力があります。単なる記号や名前ではなく、そこに流れる時間や、店主の思いまでもがにじみ出るのが「和風ロゴ」の魅力です。墨の濃淡、筆先のかすれ、柔らかな曲線や力強い直線。それらは一目で「ここはどんな場所か」を語りかけてきます。

ロゴに込めるべき要素

和風ロゴを考えるときに大切なのは、料理そのものと同じように「余白の美学」を意識することです。余白があるからこそ、墨の黒がより深みを増し、見る人の想像力を呼び覚まします。居酒屋の賑やかさを伝えたいのか、それとも割烹の静謐さを表現したいのか。その方向性を決めることで、筆致や構図の選び方も自然と定まっていきます。

・高級感を求めるなら、端正で流れるような書体がふさわしい
・親しみやすさを重視するなら、丸みを帯びた柔らかな筆遣いが心地よい
・活気を伝えたいなら、力強く荒々しい線が生きてくる
・伝統を大切にするなら、古典的な書風をアレンジすることで格調が生まれる

依頼の際に押さえておきたいこと

ロゴは一度作って終わりではなく、店とともに年月を重ねていく存在です。だからこそ、依頼のときには細やかな準備が求められます。

・店舗の理念や大切にしている言葉をデザイナーに伝える
・看板、暖簾、メニュー、Webサイトなど使用する場面を想定しておく
・外国人のお客様を意識するなら英字表記も組み合わせる
・長期的に使える普遍性を意識しつつ、店の個性を残す

こうした情報を共有することで、出来上がるロゴは単なる装飾ではなく「お店の人格」と呼べるほどの存在になります。

IRENが届ける筆文字ロゴの力

筆文字は、和食や居酒屋の世界観と親和性が非常に高い表現手法です。一本の線の中に、力強さと儚さ、緊張感と温もりが同居します。IRENでは、伝統的な書道の技を受け継ぎながら、現代のグラフィックデザインの視点を融合させています。墨が紙に触れる一瞬の表情を捉え、デジタルの精度で整えることで、唯一無二のロゴを生み出しています。

「お客様がのれんをくぐるとき、まだ店の味を知らなくても、ロゴが期待を語っている」──そんな体験をデザインとして形にするのが私たちIRENの役割です。

まとめ

和食店や居酒屋にとって和風ロゴは、料理や空間と同じくらい大切な“もう一つの看板”です。筆のかすれや墨の濃淡は、料理人の所作や店の空気そのものを映し出します。依頼の際には理念や用途を丁寧に伝え、長く寄り添えるデザインを選ぶことが、店の未来を築く第一歩となるでしょう。

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